身近な自然を撮る
2022-11-01T16:45:23+09:00
asitano_kaze
移ろいゆく季節の中で身近な鳥や花や昆虫などを撮ります
Excite Blog
ファミリー タンポポ(蒲公英)他
http://asitahuku.exblog.jp/240928285/
2021-04-14T13:25:00+09:00
2022-11-01T16:42:52+09:00
2021-04-14T13:25:43+09:00
asitano_kaze
野鳥・草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
自宅近くの川沿いの小径をぶらぶらと。
至る所にタンポポの大家族がみられる。
タンポポといっても、勢力を誇っているのは外来種のセイヨウタンポポ。
在来種のカントウタンポポははや壊滅的で、ここらの野道ではみられない。
高台でタンポポの綿毛が顔を寄せ合って一家団欒。
テーブルを囲んで過ごすお昼のひと時、どっと笑い声があがる。
子どもの旅立ちを見送った母さんたち。安堵して空を見上げている。
土手の一帯にはセイヨウカラシナが群生している。
菜の花とよく似ているが、葉が茎を抱くのが特徴。
川面を黄に染めて牧歌的な風情を醸している。
川から離れて人通りのすくない路をたどり、万葉植物園までてくてくと。
クマガイソウが咲いている。心そそられたが柵に囲まれ窮屈そうに押し込められているので撮らなかった。
帰り道の途中、ウワズミザクラを見つける。大好きな花なのでしばらく撮り続ける。
自宅そばの公園に立ち寄り、カワセミに挨拶して帰宅。
楽しかったが、少々歩き過ぎてくたびれる。
<2> カラシナ(芥子菜)
<3> 同上
<4> カワウ(川鵜)
<5> タンポポ
<6> 同上
<7> 同上
<8> キアゲハ(黄揚羽蝶)
<9> キタテハ(黄立羽蝶)
<10> ベニシジミ(紅小灰蝶)
<11> ヤマトシジミ(大和小灰蝶)
<12> マツバウラン(松葉海蘭)
<13> シロヤマブキ(白山吹)
<14> ホタルカズラ(蛍葛)
<15> キンラン(金蘭)
<16> 同上
<17> ユキモチソウ(雪餅草)
<18> フデリンドウ(筆竜胆)
<19> シャガ(著莪)
<20> キバナホウチャクソウ(宝鐸草)
<21> ウワズミザクラ(上溝桜)
<22> 同上
<23> ナズナ(薺)
<24> カワセミ(翡翠)
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激しく美しく ツマキチョウ(褄黄蝶)
http://asitahuku.exblog.jp/240916775/
2021-04-06T21:48:00+09:00
2022-11-01T16:44:05+09:00
2021-04-06T21:48:02+09:00
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虫・その他の小さな生き物
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
ツマキチョウは春早い時期に現れてすぐに姿を消してしまう。儚い幻の蝶。
出会えるかな。と思って地元の観察園へ出かけてみる。
ここにはよく似たスジグロシロチョウもいて、飛翔時には見分けるのが難しい。
ただ慣れると見分けがつく。明らかに身体がちいさい。前翅の先端<褄ツマ>がとがっている。
♂にはそこにちょこんと黄の模様がのっている。褄黄の名の由来はここから。
その可憐な風貌がカメラマンに好まれているが、撮影は難義する。
とにかく飛び回っているばかりで撮影のチャンスがめったに訪れない。
昨年から撮影方針を転換して、留まるのを待つのではなく飛んでいる姿を追うようにしている。
何度も何度も試みて、そのうちまぐれで撮れたりするからだ。
1度うまくいくと次もうまくいくような気がして楽しくなる。
蝶の♀の争奪戦は激しい。♂は♀に対して、うんざりするほどしつこく求愛を繰り返す。
留まっている♀のもとへ♂がやってくる。しかもそこへ種の違う複数の♂も加わったりする。
身体のちいさいツマキチョウが倍ほどのスジグロシロチョウ2頭を相手に奮闘している。
♀はすでに身ごもっているのか微動だにせずじっと堪えている。
難が去るをひたすらやり過ごそうとしているようにみえる。
で結局、♂たちは受け入れてもらえないことを悟り、やがて去って行く。
彼等は限られた期間の中で出会い、ひとときの恋をして産卵する。
翌年には春を告げる使者となってまた野を飛び回る。そうやって脈々と命の環が回る。
画像をみてみると皆必死の形相をしている。それはそれは激しく美しい限り。
何のために生きるのか。という問いや疑問などまったく存在しない。
そこにはその時々を身を削って懸命に生き抜こうとする神々しさがあふれるばかりだ。
<2> 同上
<3> 同上♂
<4> 同上
<5> 同上
<6> 同上
<7> 同上
<8> ツマキチョウ♂ スジグロシロチョウ(筋黒白蝶)
<9> ツマキチョウ♂♂
<10> 同上
<11> ツマキチョウ♀♂
<12> 同上
<13> 同上
<14> 同上
<15> 同上
<16> 同上
<17> 同上
<18> ツマキチョウ♀♂ スジグロシロチョウ♂♂
<19> 同上
<20> 同上
<21> 同上
<22> 同上
<23> 同上
<24> ムラサキハナナ(紫花菜)
<25> 同上
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時をわすれて ツバメ(燕)
http://asitahuku.exblog.jp/240912108/
2021-04-03T21:40:00+09:00
2022-11-01T16:44:52+09:00
2021-04-03T21:40:35+09:00
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野鳥
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
まだ数はそう多くはないが、ツバメが空を駆け回っている。
この日、薄墨色の雲が広がり時折晴れ間がのぞく。
ツバメの背景としては甚だよろしくない。
しかし今の私は撮影条件にさほどの執着心はない。
どこまでも自在に飛翔するツバメをただ無心に追いかける。
ゲームに興じる子どものように何も考えず、ひたすら連写しまくる。
うまく撮れないことの方が圧倒的だが、そんなことには構わず追いかける。
そのうちツバメと一体となって飛翔している自分がいることに気づき苦笑する。
腕がだるくなって我に返る。
ひと息ついて再びツバメを追い始める。
時をわすれていつか自由の身となる。
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花は咲けども バン(鷭)他
http://asitahuku.exblog.jp/240903842/
2021-03-29T17:46:00+09:00
2022-11-01T16:45:23+09:00
2021-03-29T17:46:52+09:00
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草花・木々・虫・鳥
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
3ヶ月以上も撮影から遠ざかっていた。
気づけば冬がおわり春が来てそこかしこに花を咲かせている。
季節は巡ってもコロナはようとして収束の気配を見せない。
春風に誘われて自宅近くのちいさな川べりを歩く。
半袖の小学生がマスクをつけて下校している。
いまもっとも動き回りたい時期だろうに不自由を強いられている彼等が気の毒だ。
川ぞいのサクラは満開をすぎ花びらを散らし始めている。
常連客のカモたちが盛んにディスプレイをしている。
無事冬場を乗り越えやがて繁殖地へ旅立つ。
土手にはびこるセイヨウカラシナが花をつけて陽気に笑っている。
土手脇の空き地ではヒメオドリコソウがちいさな集落をいくつもつくっている。
鳥も蝶も草花も春の賑わいを躊躇いなく謳歌しているこの光景が私の目にはくすんで映る。
しばらくコメ欄は閉じておきます。
<2> 同上
<3> ハシビロガモ(嘴広鴨)
<4> モンシロチョウ(紋白蝶)
<5> 同上
<6> 同上
<7> 同上
<8> タシギ(田鴫)
<9> ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
<10> ツグミ(鶫)
<11> ツクシ(土筆)
<12> コガモ(小鴨)♂
<13> アケビ(木通)
<14> 同上
<15> 同上
<16> バン(鷭)
<17> 同上
<18> 同上
<19> 同上
<20> 同上
<21> 同上
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難を転じて ナンテン(南天)他
http://asitahuku.exblog.jp/240752141/
2020-12-18T19:25:00+09:00
2020-12-18T19:25:44+09:00
2020-12-18T19:25:44+09:00
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野鳥・草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
写欲の衰え甚だしく、20日ぶりの撮影。
カーテンを開けると、いきなり強い日射が飛び込む。
久々の上天気にこころが動く。
支度をして外へ出ると、吹き荒れる寒風。
閉めたドアを開けて部屋へ戻り、防寒対策。
いつものフィールドへ向かう。
強風のためか鳥がすくない。
大好きなメジロを探すが、声ばかりで1枚も撮れぬ。
ここでは穂の姿のよいオギ(荻)によくレンズを向けるが、今回はススキを撮る。
この時期だと冬枯れた葉はボリュームをなくして、根元が透けて見やすい。
オギとススキはよく似ているが、簡単な見分け方はオギは地中に根を真横に伸ばし、そこから茎が1本1本立ち上がるから、それぞれが等間隔に生えている。
ところが、ススキは一箇所にまとまって生えている。図18は根元がそんな雰囲気をあらわしている。
この日、ナンテンの葉は強風に裏返り、実は揺れに揺れて笑い転げていた。
ナンテンは子どもの頃どこの家にも便所の際に植えられていたのを思い出す。
あれは不浄を清めるということだったのだと分かる。
ナンテンはフクジュソウ(福寿草)と共に、その言葉の響きから、「難を転じて福となす」といわれる縁起のよい植物で、正月の飾りとして用いられてきた。
私は迷信にとらわれることなど全くないが、こうした先人達の機知に富んだ発想はこころにしみる。
コロナ禍に苦しむ今こそ、難を転じて福となす日常が1日もはやく戻ってきてほしい。
<2> 同上
<3> 同上
<4> 同上
<5> 同上
<6> 同上
<7> 同上
<8> ムラサキツバメ(紫燕蝶)
<9> 同上
<10> セグロセキレイ(背黒鶺鴒)
<11> 同上
<12> 同上
<13> 同上
<14> ヤツデ(八手)
<15> 同上
<16> 同上
<17> ススキ(薄)
<18> 同上
<19> ロウバイ(蝋梅)
<20> カワラヒワ(河原鶸)
<21> シジュウカラ(四十雀)
<22> 同上
<23> 同上
<24> ナンテン
<25>同上
<26> 同上
<27> 同上
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川辺の群雀(むらすずめ)
http://asitahuku.exblog.jp/240710599/
2020-11-28T17:43:00+09:00
2020-11-28T17:43:54+09:00
2020-11-28T17:43:54+09:00
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野鳥
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
川岸で繁茂している葦にスズメが群れている。
繁茂といっても、まばらに生えた葦が所々にかたまっている程度。
ちいさな川なのでたいしたことはない。
葦は謂わば隠れ家。そこから下に下りて草の実を啄む。
危険を察知するとばぁっと飛び立つ。
避難先は石垣を模した護岸壁。仕切りの窪みがあるので留まりやすい。
ここは見通しのよい休み所のひとつ。さまざまに寛いでいる。
川向こうにはネズミモチの大木がある。
そこは避難場所兼食料調達先でもある。
護岸壁から川を越え青空へ向かって飛び立ち、一目散にネズミモチの梢へ。
黒く熟した実は結構なお気に入りとみえ、よく食べている。
じゃれ合っていたり、お喋りに興じたり、羽繕いをしていたり。
いつも天真爛漫な振る舞いがみられ、眺めているこちらも気分がよい。
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時の流れ ヒイラギ(柊)他
http://asitahuku.exblog.jp/240702448/
2020-11-23T18:06:00+09:00
2020-11-23T18:06:45+09:00
2020-11-23T18:06:45+09:00
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野鳥・草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
数ヶ月前に誕生日を迎えたから今76。後期高齢者。健康保険負担額1割。
白内障が進行して著しく視力低下。ちいさなものが見えにくい。
最近とみに物忘れがふえる。鳥も花も虫も、ごく普通種なのにその名がしばしば思い出せない。
たとえばヤマガラ。ジョウビタキ。たとえばイタドリ。ニワトコ。
スマホで検索すればわかることだが、癪だから何とかして思い出そうとする。
ア行からワ行まで順に呟いてみる。これで解決する場合もあるが、しないことの方が多い。
そのうち思い出そうとすること自体が面倒くさくなりいつの間にか諦めている。
60で退職するまではそれなりの記憶力を保っていた。
数日たっても、些細な出来事やそのときの数字なども鮮明に思い出せていた。
今、脳内はすかすかの干からびたスポンジみたいになっているに違いない。
とにかく時間の流れが速い。ひと月ふた月なんて急峻な谷を下る清流みたいにあっという間。
それでいて、不意に逆戻りして自身の立っている時がわからなくなる。
あの暑くてやりきれない夏がついこの間のように思え、まだどこかでセミが鳴いているような間延びした時間の感覚。
今は秋か。寒かったり暖かかったり。春に咲く花が咲いていたり。
地球が温暖化によって悲鳴を上げている。
そして全人類が出口の見えないコロナ禍におびえている。
それでも時は流れ季節は巡る。
そんなことを思いながらぽとぽと歩いていると、白い点々が見える。
何だろう。近づいてみると、ヒイラギの花。
レンズを覗くと、ちいさなバレリーナたちが可憐な姿をみせて踊っている。
<2>同上
<3> ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)♀
<4> アオジ(青鵐)
<5> シジュウカラ(四十雀)
<6> オギ(荻)
<7> ミツマタ(三椏)
<8> 同上
<9> コウヤボウキ(高野箒)
<10> 同上
<11> 同上
<12> 同上
<13> クロガネモチ(黒鉄黐)
<14> シロダモ
<15> 同上
<16> カクレミノ(隠蓑)
<17> 同上
<18> タンキリマメ(痰切豆)
<19> 同上
<20> 同上
<21> サネカズラ(実葛)
<22> ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
<23> ヒイラギ
<24> 同上
<25> 同上
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首飾り スズメウリ(雀瓜)他
http://asitahuku.exblog.jp/240691040/
2020-11-16T18:49:00+09:00
2020-11-16T18:52:37+09:00
2020-11-16T18:49:31+09:00
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草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
ある日 森の中・・・
女の子がつくっているのはクマさんにプレゼントする白い首飾り。
所々に緑の珠もあるけれど、秋が深まると白一色に生まれ変わる。
腹ぺこクマさんが山から下りてくるのはちょうどその頃。
迷いの森には食べ尽くせないほどの木々の実のご馳走がどっさり。
団栗はそこらじゅうに転がっているし、どこからか果実のすえた匂いも流れてくるし。
クマさんが栗の木をしゃかしゃか揺すると、いがいがの実がぼてぼて落ちてくる。
柿の木をひと叩きするたびに熟した実が落ちてきて、そこらに甘い香りが広がる。
おやおや、お腹いっぱいのクマさんは枯れ葉のしとねにくるまってぐうぐう眠り出す。
そんなクマさんのみる夢はきらきら光に包まれて、怖ろしい光景が繰り広げられる。
ダダダンと鳴り響く銃声。雪けむりをあげて斜面を転がり落ちていく母熊。後を追う子熊。
切れ切れの記憶が蘇る。
遠くからか細い女の子の声。声のする方へ向かっていくと、いつしか迷いの森へ入り込む。
ずっと昔のもう里の人々も忘れ去った事件。
ひとりの少女が下校途中に行方不明になり、数日後に遺体で発見される。
事故死か他殺か。義母から虐待をうけていたという噂も流れるが、真相は不明。
ちいさな手に草花が握られていたことが世間の涙を誘う。
女の子がランドセルを背負ってスキップをしながら迷いの森へとやって来る。
何事か呟くと、赤いスカートをひるがえしクマさんの夢の世界へするりと潜り込む。
クマさんのもじゃもじゃ腕は座り心地がよい。
そこにちょこんと腰を下ろして、絵本の読み聞かせを始める。
女の子の声はまるで母さんのように優しく太く柔らかく響く。
聞き入っていると、子グマの頃の小躍りするような心持ちになってきて、くふんくふんと鼻を鳴らし目を細める。
絵本が終わると、クマさんは前脚を突き出して背を傾け大きな滑り台となる。
女の子は嬌声を上げながら背中の斜面を何度も何度も滑り降りする。
あたりが静まりかえり夢のおわりが近づくのを知る。
女の子はランドセルから白い首飾りと赤いペンダントを取り出してクマさんの首にかける。
クマさんは一瞬くしゃくしゃ顔になり一陣の風となって走り去る。
夢の扉から抜け出ると、そこはもう一面冬枯れの里。
<2> 同上
<3> マユミ(真弓)
<4> サンシュユ(山茱萸)
<5> ヘクソカズラ(屁糞葛)
<6> ムラサキシキブ(紫式部)
<7> ヤブラン(薮蘭)
<8> ガマズミ(莢迷)
<9> ジュズダマ(数珠玉)
<10> ヤマハゼ(山櫨)
<11> 同上
<12> ゴンズイ(権翠)
<13> シロダモ(白椨)
<14> マンリョウ(万両)
<15> ヤブマメ(藪豆)
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秋点描 オギ(荻)他
http://asitahuku.exblog.jp/240679873/
2020-11-09T20:33:00+09:00
2020-11-09T20:37:32+09:00
2020-11-09T20:33:59+09:00
asitano_kaze
草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
行きたい所へ出かけられないこともあって、すっかり怠け癖がついている。
コロナは収束するどころか新たな広がりをみせている。
このところの撮影のパターンは近場を巡って、撮って終わり。編集もせず、放置。
ブログ更新に意欲がもてないでいる。
近場の撮影に飽きたということではない。
今頃あそこではあの花が見られる。あの実に出会える。あの鳥が来ている。
これまで10年以上巡ってきた様々なフィールドへ行けないという状況が自身の中で閉塞感をうんでいる。
同じ花でもあのフィールドのあそこに咲いているものが撮りたい。
そこで撮影してきた数々の思い出があるから。恋人に会いに行くような気持ちで出かけていたから。
持病もちの私はコロナがおそろしい。事が起きたら自身ひとりだけではすまない。
家族にも地域にも累が及ぶ。
自粛せざるを得ない。
無論こんなときだからこそ足下をより見つめる。という気にもなる。
かくしてまた近場を巡る。
川沿いに広がる広大な調整池ではオギが秋の日射しの中で揺れている。
季節は何事もないような顔をして静かに秋を深めていく。
<2> 同上
<3> 同上
<4> 同上
<5> ヨメナ(嫁菜)
<6> ナンテン(南天)
<7> ツワブキ(石蕗)
<8> シュウメイギク(秋明菊)
<9> コバネイナゴ(小翅稲子)
<10> ウド(独活)
<11> 同上
<12> 同上
<13> ニシキギ(錦木)
<14> ネズミモチ(鼠黐)
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祈り イイギリ(飯桐)他
http://asitahuku.exblog.jp/240671111/
2020-11-04T19:13:00+09:00
2020-11-04T19:13:33+09:00
2020-11-04T19:13:33+09:00
asitano_kaze
草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
イイギリの実が赤く染まる頃、どこかのブログでそのことを知る。
ああ、もうそんな時期なんだと、いつものあの木に会いに行く。
この木は毎年1度だけ、そんなふうにして出かけていき、カメラを向ける。
高木だから見上げて撮る。
晴れの日に会いに行くから、いつも青空がのぞいている。
ちいさな赤い実が房をつくって垂れているのを見ると、赤い星をイメージしてしまう。
地上に降り注ぐ星のイメージ。
赤い星って不吉な感じではなく、日常の健やかさとか穏やかさとかを祈る感じ。
先行きの見えにくい状況が続くと、こころを奪われる自然に手を合わせたくなる。
私はまったくの無宗教で自身の亡骸などそこらで朽ち果て風に吹き飛ばされればよいと考える。
亡き母にも亡き兄にも、ただこころで手を合わせている。
家人は花を供え線香を立てるが、私はしない。
命がつきるまでと思っている。
鳥は歌を歌い、恋をして子をなす。
それまで自由に空を飛んでいたのに、あるとき落鳥し草の上で絶える。
それと同じ。それでよいと考えている。
自然に回帰する。
人知を超えた自然に手を合わせて祈る。
イイギリの赤い房を見上げていると、毎年そんな感慨を抱く。
<2> 同上
<3> 同上
<4> 同上
<5> 同上
<6> 同上
<7> 同上
<8> アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)
<9> オナモミ(巻耳)
<10> ウメモドキ(梅擬)
<11> 同上
<12> ハナミズキ(花水木)
<13> カリン(花梨)
<14> 同上
<15> センニンソウ(仙人草)
<16> 同上
<17> イタドリ(虎杖)
<18> 同上
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ちいさな猛禽 モズ(百舌鳥)他
http://asitahuku.exblog.jp/240660110/
2020-10-31T19:47:00+09:00
2020-10-31T19:47:38+09:00
2020-10-31T19:47:38+09:00
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野鳥
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
秋の気配に包まれた川沿いを歩く。
川を見下ろすとバンの巨大な脚が目に入る。
先日目撃したノビタキ。川沿いの同じような場所にいる。
果たして同じ個体かどうかはわからない。一瞬だけ撮ることができた。
時折モズの高鳴きを耳にする。この子はまだ縄張りが定まっていないのか。
この時期、モズは縄張りを主張するために鳴く。
肉食ゆえ餌の乏しくなる冬場はできるだけ餌の豊富な縄張りを確保したい。
確保するとそこで冬の間、単独生活を送る。
縄張りに侵入してくるものは誰であろうと容赦なく敵対する。
体長20cm。スズメより大きくムクドリよりちいさい。
しかし、嘴は鋭くかぎ状に曲がり、獲物を仕留めやすい造りになっている。
ワシやタカなどはがっしりと食い込むかぎ爪も有している。
ところが、モズにはかぎ爪はない。脚も細くて致命傷を与える力がない。
身体がちいさく力のないモズはどうするか。
最強の武器となる嘴で獲物の頭部や首などを狙う。
激しく揺さぶり、とどめ刺すという。
昆虫などは難なく捕らえるが、相手が小鳥だとそうもいかない。
1度だけ小鳥をくわえて地上に落ちそうになりながら運んでいくモズを見たことがある。
ああモズはやはりすごい鳥だとそのとき思った。
<2> 同上
<3> ノビタキ(野鶴)
<4> 同上
<5> シジュウカラ(四十雀)
<6> 同上
<7> 同上
<8> 同上
<9> モズ
<10> 同上
<11> 同上
<12> 同上
<13> 同上
<14> 同上
<15> 同上
<16> 同上
<17> 同上
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川縁のスズメ(雀)
http://asitahuku.exblog.jp/240655211/
2020-10-28T20:30:00+09:00
2020-10-28T20:30:12+09:00
2020-10-28T20:30:12+09:00
asitano_kaze
野鳥
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
川縁でスズメが群れている。
草の実をさかんに啄んでいる。
花は虫によって受粉し、実を結ぶ。
実は鳥によって食べられ運ばれ糞と共に種子が散布される。
自然の仕組みはうまくできている。
ミゾソバの中に突き出しているヒメガマにノビタキがとまっている。
ここでノビタキの姿を目にするのはめったにないことだ。
あちこち飛び回って、居心地の悪さを感じたのか彼方へ飛び去ってしまう。
一方、自由気ままに振る舞っているのはスズメたちだ。
実際はそう見えるだけで些細なことで飛び立つことが多い。
ただ、他の小鳥のように遠くへ行くわけではなく近い距離に移動するだけ。
警戒心としたたかな面を持ち合わせている。
スズメの数が減少しているといわれるが、最近つよく実感する。
数年前までは近くの公園へ行くと、あちこちたくさん見られた。
公園のスズメの記事も多く載せた。
ところが今ではあまり見かけない。寂しい限りだ。
他の鳥はともかく、スズメこそは日常のどこにでもいる身近な存在であってほしい。
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<19> キタテハ(黄立羽蝶)
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万葉びと ぬばたまの黒髪濡れて・・・
http://asitahuku.exblog.jp/240649933/
2020-10-25T18:25:00+09:00
2020-10-25T18:25:40+09:00
2020-10-25T18:25:40+09:00
asitano_kaze
草花・木々
<クリックすると拡大表示され、再度クリックすると元の大きさに戻ります>
万葉集は1300年程前に編まれた日本最古の和歌集。さまざまな身分の人たちの歌が集められている。
ぬばたまという枕詞が使われている歌がいくつもある。
その中で私が気に入っている歌のひとつ。
「ぬばたまの 黒髪濡れて 沫雪(あわゆき)の 降るにや来ます ここだ恋(こ)ふれば」
<意:黒髪が濡れていますね。淡雪が降っている中を来てくださったのですね。私がこんなに恋い焦がれているものだから>
これは妻の歌。
結婚してすぐに夫は遠方へ使わされて、長い間会えずにいた。
夫がようやく妻のもとへ戻ってみれば、妻は病の床に伏せやつれ果てていた。
その時、夫が詠んだ歌。
「かくのみにありけるものを猪名川(いながわ)の奥(おき)を深めて我(あ)が思(おも)へりける」
<意:これほどまでに変わり果てた妻を私は知らぬまま心の奥深くまで愛し続けていたことだ>
この夫の歌を聞き、枕から頭を上げて妻が詠む。
「ぬばたまの 黒髪濡れて 沫雪(あわゆき)の 降るにや来ます ここだ恋(こ)ふれば」
万葉植物園内のヌバタマは3カ所で見られた。
撮りながら、しばし万葉びとへ想いを馳せた。
昔も今も、ひとを恋しくおもう気持ちに変わりはない。
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花と虫 キアゲハ(黄揚羽蝶)他
http://asitahuku.exblog.jp/240645137/
2020-10-22T18:10:00+09:00
2020-10-24T21:09:36+09:00
2020-10-22T18:10:38+09:00
asitano_kaze
虫・草花
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馴染みのフィールド。
コスモスがとりどりの花を咲かせている。
遠目には秋の風情を醸しているが、このコスモス群を寄って撮ろうとは思わない。
今や品種改良がすすんで、さまざまな形や色が作出されている。
八重咲きやあまりに華美にみえるコスモスには写欲がわかない。
それでも蝶が来ていれば、つい引き寄せられてカメラを向ける。
できるだけ背景の花を暈かして撮ろうと試みるが、動き回る蝶が相手では思うようにいかない。
あるとき吸蜜している蝶をいそいそと撮っていると、怪訝な顔をされたことがある。
虫嫌いのご婦人のようで、忌々しげに蝶を払いのけておられた。
とあるブログで、虫が苦手だった方が写真を撮るようになって、その自然の見事な造形にこころを打たれたという記事を目にしたことがある。
なかなかいい話だと思った。
花は虫を呼び、虫は美味しい蜜をもらう。
花を撮る。虫を撮る。撮影のスタイルはそれぞれ自由である。
私はできれば花と虫を一緒に撮りたい。
虫は気まぐれだから、どうしても虫を主人公に撮りがちになるけれど。
<2> 同上
<3> ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)♂
ヒメアカタテハ(姫赤立翅蝶)
<4> ヒメタテハ(姫蛺蝶)
<5> キアゲハ
<6> 同上
<7> 同上
<8> 同上
<9> 同上
<10> コチャバネセセリ(小茶翅挵蝶)
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川沿いの秋 コガモ(小鴨)他
http://asitahuku.exblog.jp/240636002/
2020-10-18T19:14:00+09:00
2020-10-19T14:12:11+09:00
2020-10-18T19:14:54+09:00
asitano_kaze
草花・木々・虫・鳥
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久しぶりの青空。ちいさな川のほとりを歩く。
上流域は一部をのぞいて車も通らないし、人通りもすくない。
護岸壁のないところにはこぢんまりとした土手が広がっていて、さまざまな帰化植物が繁茂している。
このところ目立ち始めたのはコセンダングサ。この花はたくさんのチョウを呼ぶ。
小径の上の畑ではコスモスが風に揺れている。
時折、モズの高鳴きの声が響き渡る。
川にはコガモの姿がみられる。
4~10羽ていどの小グルーブが三々五々。
これから寒くなるにつれ、カモたちが続々と飛来する。
子育てを終えたばかりのカモは地味な姿をしている。
いずれオスは繁殖羽にかわり、メスに自分の魅力をアピールするようになる。
冬の終わり頃までにはペアをつくり、春になると繁殖地のユーラシアや北米大陸へ渡っていく。
そこで子育てをして、秋にはまた日本へやってくる。
今はしばし休息の時。子育てや長旅の疲れを癒やし、充分に力を蓄えてほしい。
<2> 同上
<3> 同上
<4> 同上
<5> 上部:カルガモ(軽鴨) 下部:コガモ
<6> ウラナミシジミ(裏波小灰蝶)
<7> 同上
<8> 同上
<9> 同上
<10> モンシロチョウ(紋白蝶) コセンダングサ(小栴檀草)
<11> ウラナミシジミ(裏波小灰蝶) 同上
<12> コスモス(秋桜)
<13> 同上
<14> 同上
<15> 同上
<16> コガモ
<17> 同上
<18> 同上
<19> 同上
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