ツグミ 旅立ち前
|
<画像をクリックすると拡大表示されます>
ツグミは様々な表情をもっている。
オオイヌノフグリが咲いている草原の中で遠くの景色を眺める。ちょっと品のある紳士。
不意に前屈みになってミミズをくわえ、急いで呑み込む。こそ泥のあざとい目つき。
背中をぐうーんと伸ばして、ああいい気持ち。ペンギンの子どもみたい。
樹上で小首を傾げて思案している。私の彼は今どこに。
両羽をだらんと垂らして、ああストレスたまる、リラックスリラックス。
枝の上で風の匂いをかぐ。もう旅立ちの時が迫っている。
旅は長い。命を落とす仲間もいる。それでも生きていく定め。飛び立たなくてはならない。
遙かかなたのシベリア大陸の草原を想うと、血が騒ぐ。
でも、もうひと休み。新しい気流が流れ込んだら、それに乗って旅立とう。
ツグミはそんなことを想いながら春の空を見つめている。
春にはると沢山のツグミたちが河原に集結して
あっちこっちでツグミのクェクェが聞かれるようになります。
オオイヌノフグリですか、、、こちらとは1ヶ月以上違いますね!
ツグミがやって来た頃はまだ木の上にいて、なかなか近くでは撮れませんでした。
今では広場にいけば間近で撮ることができます。
鳥も人も慣れたんでしょうね。
でもぼつぼつ旅立ち間近なようです。
どれもどれも、kazeさんならではの美しい撮り方ですね!!
美しいボケも・・・
遠く、シベリアまでの旅・・・こんな小さな身体で・・・
せめて地上で一休みの時は自由に自在にくつろいで!と言ってあげたいですね!
ツグミちゃんは、よく地上を歩いているのかな?
地上でのお写真が、多くありますね・・
先日、sahoさんとお出かけした時にもトットットッ・・と走っているツグミちゃんに出会いました。
お目当ては、たぶんミミズなんですね(笑)
あんな小さな体で、シベリアまで飛んで行くのですか?(すごい!)
ええ、もう少しすると次々と旅立っていってしまいます。
賑やかだった林や野もすこし静かになるでしょう。
冬鳥たちが去ると今度は夏鳥がやってきます。
するとまた賑やかさが戻ると思います。
春は野にいちめんの花を咲かせ、木々の芽吹きも緑がうつくしいです。
そんな中で冬鳥たちは旅立ちの準備をしています。
北の大陸で子育てをしなければなりませんから。
どうか無事に旅を終え、可愛い子を育ててまた来てほしいと思います。
そうです。地上をとことこあるいていますね。
ミミズ見つけるのうまいですよ。
どうやってわかるのかいつも不思議に思っています。
気流に乗っていくので、思うほどの疲労はないのではないかと思います。
オオイヌノフグリとの抱き合わせは狙っていたんですが、なかなかいいタイミングがつかめなくて。
ツグミはほんとに空をよく眺めているんですよ。
何を想っているのか知りたいものです。
この空色に輝くちいさな宝石をツグミといっしょにどうしても撮りたかったんです。
案外チャンスがなくて、ようやく撮れたという次第です。
後ほど、お邪魔させて頂きます。