コサギが歩く
|
コサギはダイサギと似ている。
棲んでる場所、餌の捕り方、その高貴な白い装いも。
ダイサギが女王に喩えられるなら、コサギは王女。
おてんばで、おしゃまで、少々喧嘩っ早い。
けれどその容姿は限りなく優雅。
ダイサギより2回りほどちいさいけれど、目立つ存在である。
コサギの姿は絵になる。
場面や状況が変わるごとにその表情は変化する。
生まれながらにして女優。
けわしい川の流れを前にしてコサギの顔は憂いを秘めて曇る。
風にたゆとう行き止まりの水場では心を緩め寛ぎの顔を見せる。
後ろ姿は気高くて孤独。
獲物を探し歩く目はどこまでも鋭い。
今日もまた水中の餌を求めながらコサギは歩く。大股で。
歩くというより闊歩している感じ。
歩きながらおのれの気高い装いのさだめに
ふと思い出したように下卑た声でグエッと鳴いたりする。
観察していると水の中で足を振動させているのを目にします。
潜んでいる魚を追い出してようですね。
コサギさんの色々な場面、水面の光とともに美しく撮れています。
水の中のサギさんの足は見たことがありませんでしたが、しっかりと踏ん張っているのですね。
一番下の写真、赤いお魚をゲット?
その上のサギさんは、初めの一歩みたいですね。
そうなんです。水中でしっかり踏ん張っています。
体に比してその足の巨大なこと。ちょっと不釣り合いな感じです。
捕らえている獲物は多分、ゴカイだと思います。