温室の中で花を咲かす スパティフィラム・ベゴニア他
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横殴りの冷たい雨が降りしきる。
こんな日は写真を撮れない・・・
と思いながら、カメラをバッグに入れ玄関で靴を履く。
傘をさして少し歩くだけでも濡れる。
酔狂にも誰もいない植物園の温室に来ているのである。
ここは人工光線と高温多湿で管理された別世界だ。
白い花に惹かれるからいつもスパティフィラムの前で立ち尽くす。
オンシジウム、コチョウランが妖しいまでの花を咲かせているが
ちょっとパス。
素朴な味わいのあるスパティフィラムを撮る。
わずかな光の取り入れ方によって花の表情が変化するところが面白い。
木立ベゴニアは頭からシャワーを浴びていたのでまだ濡れていた。
逆光の位置に回り込むと花びらが透きとおるような輝きを見せる。
もうちょっと位置をかえて撮りたいが、それ以上は動けない。
角度を変えて斜め下から見上げるように撮ってみる。
バックの白い壁が気になるので絞りを開けてぼけを強くする。
散水作業を終わった係の人が出て行くと私ひとりになる。
腰を下ろして外を見る。
雨がはげしくガラスをたたき景色がぼやけて映る。
自販機で買ったホットコーヒーを飲む。
決して旨いとはいえないが缶コーヒーの味をゆっくりと噛みしめながら
この悠久の時を過ごす。
ほっと肩の力がぬけていくのを覚える。
ちいさな旅をしている気分である。
心を自由にするというのはなかなかいいものだ。
けっこう撮ったが、ここに載せたものが精一杯で後は気に入らなくて全部削除する。
雨の中でもこうして雫や光をうまく写すことができると良いですね。
スパティシュフィラム。ランタナ。アンスリューム。コンロンか。次が2個分かりません。サンゴ草。それから私の好きなベゴニアたち。最後の2個はフラミンゴかしら?
いや花の名前、よくご存じですね。
名前を表示してあるものはその名前を撮ることにしてますが
画像を編集するときに削除したりして分からなくなったりしてます。
こうして教えていただけるとほんとにありがたいです。
今日は一日、強い雨と風でした。
しっとりとした雨を感じられる写真を撮りたいと思うのですが、
この雨の中、カメラを取り出す勇気はありません・・。
雨の日に、静かな温室の中で花と向き合われたのですね。
素敵な時を過ごされましたね。
スパティフィラムがとっても素敵です。優しい光を感じます。
私も温室を訪ねたような気分で、花を楽しませていただきました。
このなかですとベコニアが色と言い形と言い好きですね!
温室だとカメラが曇ったりしませんか?
私は冬だったせいもあり温度差で曇りがとれるまでちょっと時間をかけてとったこともあります。
いやぁそれにしてもたくさんのお花(^^)
本当に楽しく拝見させていただきました。
ええ、これに味をしめて写真が撮れない悪天候の時は温室という奥の手をつかいましょう。
でも本当は野の花の方がいいです。
まさか温室で野草を栽培しているところはありませんから(笑)。
今は比較的外気温が高いので、曇ってもすぐにとれます。
冬場はレンズがあたたまるまでかなり時間を要しますけど。
そんなふうに書かれるととても恥ずかしいです。