プレゼント ツマキチョウ(褄黄蝶)
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ツマキチョウの姿はよく目にするが、花に留まらずなかなか撮影できないでいた。
それがどうしたことか、今回たくさん撮れる。
めったにもらえない自然の神様からのプレゼント。
最初はいつものごとく飛んでいる姿をファインダーに入れて、MFでピントを合わせながら強引に撮っていた。
これだとファンダーに像を入れるのがなかなか難しい。
何とか入れてもジャスピンが得られず、まぐれで当たりがでればよい。という程度。
そんな状況でしばらく歩いていると、セリバヒエンソウに留まっている♂を見つける。
しゃがんで連写。こころ躍らせてシャッターを切る。
今度は♀がカキドオシの花で吸蜜している。
さらに、木の枝でなにやらバトルが始まっている。
レンズを向けると3頭いるではないか。すかさず連写。
どうやら♀を巡る♂同士の争いのようだ。
しばらく歩くとヤブヘビイチゴで♀が吸蜜。
そこへやって来た♂がモーションをかける。
呆れるほどにしつこい。何度も何度もトライする。
♀はお尻をぴんと上げて交尾拒否のポーズを示す。
しかし、なかなか諦めない。♂は恋を成就させるために生きているのだ。
♀の周りを回りながら接触を試みる。
衝動に突き動かされる♂と、強い子孫を残そうとする♀の母性本能。
どちらが主導権を持つか。火を見るより明らかである。
哀しいかな♂は立ち去るしかない。
※♂は前翅表先端がオレンジ。♀はグレー。
♂♀ともに後翅の裏は網目模様。
<2> ♂
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<4> セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
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<6> ♀ カキドオシ(垣通)
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<13> ♂ カキドオシ(垣通)
<14> ♀ セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
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<16> ♀ ヤブヘビイチゴ(蛇苺)
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<35> ♀ ムラサキケマン(紫華鬘)
ツマキチョウ、たっぷり見せていただきました。
ありがとうございます(^^。
わぁ、ツマキチョウ三昧、羨ましいことです。
仰るようになかなか留まってくれず、撮り難いチョウです。それをこんなに沢山!
神様のプレゼントでしょうか。
ムラサキハナナ、セリバヒエンソウ、カキドオシ、ムラサキケマンと、いずれもこの季節を象徴するような花にとりつくツマキチョウ。素敵ですねえ。
私なぞ、先日やっと雌を撮れた程度です。
まあ、こんなこともあるんですね。
期間限定の撮影しづらい蝶ですので、喜びも大きかったです。
ツマキチョウはその名の通り特徴的な蝶ですから、いつか出会ったら、すぐにおわかりになると思います。
今回はほんとに幸運でした。
50mも歩かない範囲で撮れました。
時間は多分1時間くらいだと思います。
しかも私の好みの花に留まってくれて言うことなしでした。
こんなこともあるんですね。
今年は早く発生しているので、残された時間がせまっているのしょうね。