殻を脱ぎ続けて カマキリ(蟷螂)他
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<1> カマキリ 幼虫
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ツクツクボウシが鳴いている。
林の奥ではヒグラシの声がする。
秋に向かって季節がずるりと動くのを感じる。
これまであまり見つけられなかったカマキリが目につく。
チビカマだった頃の身体がでかくなっている。
ここまで育つには幾多の試練を乗り越えてきたことだろう。
何せ食べるのは生きているものだけで、死んで動かないものには手を出さない。
葉の上に抜け殻が静かに横たわっている。
当たり前のことだが、とがったぎざぎざ鎌も見て取れる。
この大きさだと、あと数回は殻をぬぐかもしれない。
最後の脱皮では、立派な翅がそなわっている。
翅があれば行動範囲がずっと広がる。雄は恋人を探してまわる。
身体の大きな雌はあまり飛び回らず栄養をたっぷりととりながら、雄を待つ。
雄は恋人に気づかれないように素早く背に乗って命がけの交尾をおこなう。
見つかれば、雌に食われてしまう。怖ろしくも切ない恋。
けれども、それとて産卵のための栄養源となる。
交尾をすませると、雌のお腹はおおきくふくらんでいく。
秋の野のあちこちでスポンジ状の中に卵を生み、命果てる。
アジサイの葉裏にまだ半人前のカマちゃんがひそんでいる。
この子ひょうきんでかわいい。獲物を捕らえてちゃんと一人前になれるだろうか。
<2> カマキリの抜け殻
<3> カマキリ 幼虫
<4> ハギ(萩)
<5> ゴマフカミキリ族
<6> ダイミョウセセリ(大名挵蝶)
<7> キバラヘリカメムシ 幼虫
<8> キバラヘリカメムシ 成虫
<9> クモヘリカメムシ(蜘蛛縁亀虫)
<10> スズメウリ(雀瓜)
<11> クロウリハムシ(黒瓜葉虫)
<12> ツユクサ(露草)
<13> カラスウリ(烏瓜)
<14> ミンミンゼミ(蛁蟟)
<15> カマキリ 成虫
<16> カマキリ 幼虫
カマキリの生態をよく知りませんでしたし・・・・
貴重な今回のお話です。
りっぱな親になるのは大変ですね。
こちらもツクツクボウシの大合唱です。
時々偉い人達が若者たちに向かって『今までから脱皮して一回り大きくなるように・・・』なんて言う事がありますが本当に人も脱皮したらこの世の中も変わっていたでしょうね・・・・・
街の中には公衆トイレのように公衆脱皮場があったりして・・・・・^^
会社では『申し訳ありません 担当者が今脱皮中なので済み次第ご連絡致します・・・・』なんて彼方此方でトラブルもあったりしますね~><
キバラヘリカメムシやクモヘリカメムシの『ヘリ』って『縁』なんですね
昔から言われている言葉で『屁をヘりやがって・・・』の『ヘリ』だと思っていました・・・・・><
スズメウリとカラスウリの間にクロウリハムシの写真が入っているのが何となく素敵に思えました~(*´∀`*)
1.10.13.16の写真いいですね~♪
カマキリの抜け殻・・・こんな真っ白なのですね。
細い足までそのままの形で・・本当に面白いです。
何度も脱皮することすら知りませんでした^^;
生死のドラマはとても真直ぐで潔くて、
これから大きなカマキリを見つけたら、
今までとは違った目で見ることが出来そうです。
ツユクサの青、いつ見ても惹き込まれる美しさですね。
カマキリ~~この頃~我が家の窓辺にいてくれます。
子供の頃からなじみの虫ですが~やっぱりこうした小さな虫がいてくれるのは嬉しいですね。
我が家の方では、蜩はもう聞かれなくなりました。毎朝、あんなに啼いていたのになあと寂しく思っています。
でも、ミンミンやツクツクホウシは、まだまだ~もう少し楽しませてもらいたいなあと思っています。
カマキリの抜け殻、気をつけていると案外見られます。
ただ、抜け殻を見て、カマキリだとは想像つきかねますね。
何事も一人前になるのは厳しい試練をへてということなんでしょうね。
ツクツクボウシが鳴き始めると、晩夏ということですね。
はやく涼しい秋がきてほしいものです。
昔のひとはちゃんと虫の生態を知っていて、人間にもあてはめて使っていたんでしょうね。
しかしながら、shizenkaze さんの発想、いや面白いです。
公衆脱皮場があって、そこで脱皮できれば、確実に成長できるのですからね。
ただし、成長は身体だけでこころはどうなのか分かりませんね。
こころの脱皮場がほしいですね。
そうなんですよ。腹の縁が黄色いという命名なんですね。
カタカナでは思いもつかないです。
クロウリハムシ、ありがとうございます。
1,10,13,16,ありがとうございます。
カマキリの抜け殻は高級シルクのようです。
複雑な形そのままに脱ぎ捨てられて、まるで生きいるみたいです。
カマキリの成虫は時として大きな獲物を食する残忍な場面を目にします。
それを見て、嫌うひとがよくいます。
好き嫌いはそのひとの嗜好ですから自由ですけど。
ツユクサ、そこらの草むらにぼつぼつ咲いていますが、可愛いですよね。
へぇ、窓辺に陣取っているんですか。虫を捕ってくれているのですね。
カマキリを嫌うひともいますが、畑の虫などを退治してくれることもあるようです。
ツクツクボウシの声を耳にすると、夏が終わりに近づいていることを感じます。
はやくこの暑さから解放されたいです。
カマキリって息の長い虫ですね。成虫もいれば、まだ幼虫もいる。
夏の初めにたくさん見た幼生が、さてどれだけ大人にまでなり切れているか。そんなことを想うと、現れたゴツイ成虫を褒めてあげたくなりますね。
(蟷螂や 生意気に抱く 女郎花) なんて川柳がありますが、そんな洒落など通用しない厳しい世界があるんですね、蟷螂くんには。
こちらもガンバレ~です。
ヘビの抜け殻も白いですが、カマキリのはリアルな形そのままで、優美にさえ見えます。
動かない虫は触ってみて確かめるらしいです。
で、動かなければそのまま何もせず、動けば捕らえて食す。そういうシステムといいます。
そうですね。戦闘態勢、かっこいいですよね。
カマキリは野辺の虫の王者ですね。
表情が実に豊かです。
肉食系は大きくなるまでが大変だと思います。
成虫は生存競争を勝ち抜いてきたつわものなんでしょうね。
鳥もそうですが、肉食の虫も威厳をもっていますね。