子カルガモ 母の祈り
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以前「お母さんといっしょ」をアップした。
このとき雛は5羽。孵ったときには8羽いたから、3羽がいなくなっている。
11日後、雛の身体は一回りほど大きくなっていた。しかし2羽減って3羽に。
それから更に12日後、もうずいぶん大きくなって力強さが目立つようになっていた。
しかしながらどこを見回しても、たったひとりしかいない。
この親子を向島百花園に4回見に行った。
行くたびに雛の数が減り(8→5→3→1)、最後は1羽となってしまった。
カルガモの母さんはどんなにか辛かっただろう。
子どもが生まれたときの喜び。共に過ごす楽しさ。
そして外敵に子を奪われたその深い哀しみ。
子どもをさらわれるとき、母さんは気づいて懸命に庇おうとしただろう。
子どもが殺されるのを目の当たりにしてどんなだっただろうか。
このカルガモの母さんは7たびも子を奪われ、どれほどの辛さを味わったことか。
最後に残ったたった1羽のカルガモ君。やんちゃで、つぶらな瞳をしている。
君はどんなことがあっても生きぬかなくっちゃだめだ。
母さんをもうこれ以上哀しませてはいけない。
付記
ラストの2枚が現在生存している最後の1羽の子どもです。
野生に生まれた宿命ですね。
残った一羽には、強くたくましく生き抜いてほしいですね。
ひとつ不思議なことがあるけどカルガモっているも繁殖前には3羽いるんですよ。なぜかしら?
風さんのお話を読んで 何だか悲しくなってしまったけれど
無事 生き抜いて欲しいと 願わずにはいられません・・・
鳥さんの写真って 見ていると 微笑ましいものが多くて
優しい気持ちになれます。。。(#^.^#)
もっと小さな生物は 何億と言う数を生みますがそのうち大人になれるのは・・・
自然の掟には 厳しいものがあるのですね。
最後の1羽君 立派に成長してくれるといいですね。
カモ類は多く卵を孵し、その中の弱いものが淘汰され強い子が生き残る。そういうシステムになっていますが、それはまあ一般論であって、全滅の所もあれば、たくさん生存するところもあるんでしょうね。
しかし今年に限っていえば、私の知る限り、水鳥系は生存率が異常なほど低いです。
そのことがすごく気になっています。
雛が誕生すると、もう嬉しくて毎日観察するようになります。
でも日を追うごとに数が減っていくのを確認することになって。
今年12羽の雛を連れたカルガモの母さん、かいがいしく世話をしていました。
こちらも全部が育つとは考えていませんでしたが、2週間もすると、たった1羽になってしまい、とうとう観察するのに堪えられなくなってしまいました。
繁殖前の3羽の話、なぜでしょうね。雌を取り合っているんでしょうか。
すみません。私には繁殖後の雛を連れた母ガモしか認識できなくて。
うちが行ったときはすでに3羽でしたが、更に少なくなったと言うことですね。
あそこは結構人間が多いので、その点では比較的大丈夫なのかなと思っていたのですが、どうもそれも比例するものではないように思えてきました。
原因の最たるものは多分にして、市街地ですから、ネコ君ではないかと思いますが、これも自然界、致し方のないこととは言え、その原因の元は何を隠そう、人間ですね。
今、3羽いたときに行った時の写真を見ましたら、カルガモ君だけで2000枚以上ありました。
だいぶ大きくなって、もうそろそろ安心できる時期になるのかなという気もしますが、お母さんには今までの悲しみを超えて、頑張って欲しいものです。
また近々、様子を見に行こうと思います。
ここにUPした雛のうちの2羽はもう生存していないですね。
そのことを考えると、在りし日の姿という気がして切なくなってしまいます。
そうした感傷は多分人間特有のものだろうと思います。
鳥はいつ見ても陽気に笑っているように見えますから。
野生の生き物はすべて食物連鎖の関係にあるのですから、それぞれの種の保存のためにも淘汰されていくのが当たり前なんですね。
虫とか魚などは平気でそう考えられるんですが、鳥やほ乳類を見ていると情が移って切なさが募ります。
まして観察しながら写真を撮っていると、やりきれないものがこみあげてきます。
鳥の親子はどんなに数が少なくなってもにこにこ顔をしています。
淘汰されて兄妹の数が減るのが当たり前のことですから、そのたびにショックを引きずっていたら生きていけないでしょうね。
ですから切り替えが早くできるように神様が創られたのかも知れません。
たった1羽になっていました。
もう一家族もっとちいさな雛を連れていた親子は見つけることすらできませんでした。
あそこはカラスが多いですから、そのせいではと思ってみたりしています。
しかしながら母さんカルガモはえらいです。
子どもも、けっこう大きくなっていますから親元を離れていろいろなところへ出かけていきます。
それを遠くからじっと見ているんですね。
で、30分もすると、子ガモの側にすうっと寄っていっていっしょに行動する。
で、また子どもが離れていく。そんな感じなんです。
私は自分の狭い範囲でしかものを見ていませんので、全体的なことはわかりません。
今年に限ってという話も私に限ってのことのようで、そんな声はどこからも聞こえてきません。
ですから多分私だけがそう感じているんだろうと思います。
ええ、そうであってほしいです。
野生のすばらしさ、その躍動感はこの厳しい環境の中を生き抜いたものたちだけに与えられるのでしょうね。
生と死がたえず隣り合わせですから、くよくよなんかしておれない。
強く逞しく生きるしか道はないのでしょうね。
美しい写真とともに、あったかい気持ちを伝えてくれて、ありがとうございます!
強い生物は少数でも・・・弱い生き物達は子孫を残すカタチを夫々に工夫しているようですね!
どんなィ辛いシーンをも目撃したとしても、ニンゲンは手出しはできないのですもの・・・
せめてその原因を人間が作らないようにすることで、手助けになるのなら、と願わずにいられません。
いつもkazeさんの優しい心根が反映した、美しく優しい写真が、見る私たちをも、優しい気持ちにさせてくださいます。
やはり自然の中で生きていく厳しさを感じますね。
1羽になってしまって子ガモちゃんは、元気に育って欲しいですね。
ずっと見守っていたkazeさんの、優しい気持ちが伝わってくる
素敵な写真です。
>せめてその原因を人間が作らないようにすること
ほんとうにそう思います。
自然界は厳しいだけでなくたくさんの恵ももたらしてくれます。
光や風や季節が運んでくるいい匂い。
カルガモの子はきっと逞しく育っていくと思います。
ええ、賢きもの、強きものだけが生き抜いていける世界なんですね。
あの子はきっと大丈夫だろうと思います。
あれだけ大きくなれば、そうそうやられるものではないと思います。
鳥自身は自然の力を借りて、適切な子孫の数を保持していくのでしょう。
そのバランスが崩れないように、せめて人間のできることは自然の破壊を防ぐことなのだと思います。
仰るとおりだと思います。
自然界の中で増えたり減ったりしながら絶妙なバランスをとっているんでしょうね。
自然環境の保全につとめることは誰にもわかっていながら、なかなかできないのは、人間のエゴと弱さのせいでしょうか。