秋雨に濡れて オオカマキリ・アキアカネ他
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この2日間肌寒い。すでにもう秋。
秋の野に冷たい小雨が降り続く。
蝉の声はまったく聞こえず、樹木の茂みでグジュッグジュッと時折コゲラが鳴く。
草むらの中にオオカマキリがいた。
体は濡れそぼっており背中に何個もの水滴をくっつけている。
大きな鎌を振り上げてみるが獲物がいるわけではない。
イチモンジセセリがツユクサの葉の上で水を吸っている。
蝶の羽は鱗粉におおわれているから濡れることはないだろう。
ツリフネソウの濡れた唇が妖しいまでに鮮やかに光っている。
その隣でスズメウリが可愛い実をむすんでいる。
青い実が風に揺れてしずくを落とす。
ミソハギの花びらの上に壊れそうなほどに大きな水玉ができている。
そっと近づき、ゆっくりとシャッターを押す。
アキアカネは葉の上でじっと堪えるように体を動かさない。
羽はぐっしょりと濡れている。
飛び立つときには、ぶるるっと身震いをするのだろうか。
季節は唐突に夏を退け秋をまねく。
晴れ渡った秋の空をはやく見たいと思う。
冷たい雨は、命の灯火かもしれませんね。
辛いとか切ないとか、そんなことは何も感じていないでしょうが
一雨ごとというのはあまりにも厳しい現実ですよね。
彼等の命が絶えるときには、でもその前にちゃんと子孫を残す仕事は
果たしているから・・・
虫けら1匹というけど、懸命に生きてきたというその証しを残して。
雨のしずくの重さと冷たさにたえじっとしているトンボさんをみかけましたが、私はうまく写真がとれませんでした。残念。
雫がつくと花も昆虫も普段と違った趣がでますね。
今日なんて半袖で過ごしはしたものの、ちょっと寒いくらいでした。
そしてまた何日か後には暑い日が。
でもそうやって季節はぐんぐん秋の深まりへと。
ふん転菓子さんのコメントにもありましたが
虫は一雨ごとに命の灯りが小さくなっていく・・・
この厳然とした自然界の掟に目を背けてはいけないと思います。
晴れた日だけでなく雨の日も、花や虫たちは色々な表情を見せてくれてるんですね。
雫の写真は、未だに納得するものが撮れず苦手です。
虫さんの背中にのっかっている小さな雫まで・・
見事に撮れていますね。
雫は私もなかなかうまくいきません。
胴体の長いカマちゃんの場合、ピントを目に向けると他がぼやけるし、
全体にピントを合わせるような角度に回り込めないし・・・
いろんないい条件を見つけることが第1のポイントのようです。
雨の日のお写真は、しっとりとしてステキですね♪
それぞれ素晴らしいお写真に見入ってしまいました(*@-@*)
雫は私も大好きな被写体なんですが、心にゆとりがないと上手く撮れませんよね・・
雨の日も写真になるなんて、asitano_kazeさんの腕がいいんですね!
こちら雨の日になると途端に元気が無くなるので、見習わなくては!
と思いますが、どうやら明日14日も曇りか雨(^^;)
ちょうど手頃な所にトンボさんがいただけの話ですから。
雨の日は違ったものが撮れるのでしばしば撮りに行きます。
でもしんどいことも多いです。
レンズ・カメラが濡れないことが第1ですから。