泣き濡れて アガパンサス他
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<1> アガパンサス
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<付記>
この画像は3日前に撮ったものです。
各地で大雨の被害が続出していますが、こちらはまだまだ雨不足です。
ちょうどいい案配に降らせてくれるよう天の神様に頼みたいところですが、悪いことばかりしでかしている人間の言うことなど耳を貸してくれないでしょうね。
久しぶりにざあざあと声を荒げながら雨が降る。
ただ、怒りは長続きせず、1時間余で小降りになり、それからすぐに上がる。
これは出かけねばなるまい。と、腰を上げる。
午後5時すこし前。夏至を迎えたばかりだから、日は長い。そう思って近隣を歩く。
いやでございます。こころに決めたお方がおりますゆえ。
けれど、それが叶わぬことは自身がいちばんよくわかっている。
アガパンサス姫はよよよと泣き崩れる。
抑えきれない涙は頬を伝い、顎からしたたり落ちる。
他方、うれし泣きに浸っているのはチロリアン娘とオシロイバナ娘。
それぞれ事情はちがうし、涙の流し方にも差があるが、嬉し顔はいいことだ。周りを明るくしてくれるから。
さびしんぼが宿っているのはナンテン君とヒオウギちゃん。
ナンテン君とこの母さんはもう5日も帰ってこない。田舎のおばあちゃんの具合がよくないんだって。
ヒオウギちゃんは学校で友達がいない。母さんが心配するから毎朝学校へ行く。そして家ではにこにこしている。
ふたりともいい子なのに気持ちが優しすぎてさびしんぼが入り込んでいる。
雨はいくつもの話を紡ぎ物語ってくれる。
涙はこころを高め清め、静めてくれる。
私が涙を流したのはいつのことだったけか。
<2> ギョリュウ(御柳)
<3> コエビソウ・ベロペロネ
<4> チロリアンランプ
<5> ナンテン(南天)
<6> オシロイバナ(白粉花)
<7> ヒオウギ(檜扇)
<8> アガパンサス
<9> 同上
<10> ボタンクサギ(牡丹臭木)
<11> アジサイ(紫陽花)
<12> コバンソウ(小判草)
通勤途中では隣にしゃがみ込んで写す事も出来ずにそれこそ泣き崩れている女性を無視して走り出す青春映画の主人公気取りになっています・・・・・(笑)
ギョリュウに付いて輝いている水滴が素敵ですね~^^
コエビソウ・ベロペロネを見ていると何となく舌を出して『ペロペロネ~』なんてしているように思えました・・・・・♪
オシロイバナは毎年堤防に咲きますが草刈で刈られましたが今日見たら10cmほどの新芽が出ていました
これから一気に育ってまた花を見せてくれそうです・・・・^^
今日のasitano_kazeさんの文を読んでいて私も色々な物語が浮かんで来ました・・・・・
涙もろいようなので昔の事を思い出したり綺麗な風景を見て涙を滲ませる事もありますが大泣きするような事は無いですね・・・><
今年の秋に娘が嫁ぐ時には『小泣き』程度で我慢したいです~^^
1.2.3.8.9.11の写真いいですね~♪^^
花それぞれの個性をとらえて、いい話です。もしかしたら童話作家さん?・・・・
先日、TVで、ウィーン少年合唱団が東北応援歌「花は咲く」を歌っていました。
思わず泣いた自分がいて、驚きでした。
子ども時代、映画「野ばら」を見て、合唱団の講演を聞いた懐かしい記憶があるからかもしれません。
美しいお写真にもうっとりです。
雨滴は、その花ごとに様々な物語を用意してくれるんですね。それにしてもkazeさんの想像力の豊かさには感銘を覚えます。
アガパンサス、ヒオウギスイセン、オシロイをこの頃毎日のように、見かけて、カメラに収めたいなあ、どうやって撮ろうかなあなんて考えていたところでしたが、kazeさんのお写真があまりに素敵なので、どうしたらよいか分からなくなりました(笑)。
アガパンサス、今が盛りですね。
休日の都合のつく時間に濡れそぼった花を撮るようなタイミングはなかなか難しいですよね。
たいていは仕事中でしょうから。
ギョリュウ、ありがとうございます。
小さな木ですが、近くの池沿いに何本か植わっています。
オシロイバナ、野生化していますから草刈りの対象になってしまいますね。
そうですか。娘さんが結婚なさるのですね。
shizenkaze さん、お優しいから、小泣きが大泣きになるような気がします。
1,2,3,8,9,11,ありがとうございます。
雨に濡れた植物は普段とはちがった表情がみられますね。
ギョリュウ、とがったちいさな葉が水粒をびっしりとつけていました。
美しい光景でした。写真ですこしでも伝えられたら嬉しいです。
あはは、童話作家なんてとんでもありません。
ずぶ濡れになっている花が何かを伝えようとしているように感じました。
ずっと昔の記憶は何かのきっかけでいきなり甦ってきたりしますね。
雨が降ったばかりで、しずくがしたたっていました。
勝手にイメージをふくらましながら撮りました。
中には塀からはみ出している花も撮りましたが、これはこころがせいて、花と話はできませんでした。
ヒオウギズイセンは空き地にうち捨てられたように咲いていました。
ひっそりととめどなく涙を流していました。
いやいや、恥ずかしい限りです。
ちょっとした思いつきですから。
滴がしたたり落ちている花はイメージがわき、写欲をそそられます。
植物園とかに行けばよかったのですが、時間が遅かったものですから。
こんばんは
美し花の涙物語 楽しく読ませていただきました。
私はアガパンサスには寂しい思い出がありますので
雨に濡れている姿を見ると胸が痛みます。このお花
を贈って下さった方はアガパンサスのように美しい
方でした。旅だって仕舞われましたが。
雨の中のそれぞれの花物語・・・
心がしっぽりと濡れてまいります。
美しい絵もさながら、それを眺めるkazeさんの紡がれる詩情溢れる言葉、
感じ入りました。
↓の蓮の葉の上の 「銀の玉遊び」、 幼い頃から雨だれを眺めることが好きで
飽きもせず眺めていたことを思い出します。
花の切り撮り方も素晴らしいです。
いつも勉強させて頂いています。
そうでしたか。花にまつわる想い出はいろいろとありますね。
その花を目にすると、あのときのことがふつふつと甦ってきたりしますね。
それが哀しい想いにつながっていると、切ないですね。
花を撮りながらふとこころに浮かんだもので、そんなふうに言っていただくと、ちょっと恥ずかしいです。
久しぶりに激しく雨が降りました。でもすぐ上がりました。
ハスの花の記事も見ていただいて、ありがとうございます。
水玉は変化自在ですから、見ていて飽きません。
雨が降った後の・・・
素敵な物語いつも文章と写真が素敵で・・・
楽しく拝見させていただいています。
こんな素敵な文章が書けたらいいなぁといつも思っています。
私が涙を流した事は。数え切れないほどあります。(笑)
1.2.6.7.6.9.11枚の写真が好きです。
下記の
オオガハス(大賀蓮) 銀の玉あそび
樹上の蝶 コムラサキ(小紫蝶)他
楽しく拝見させていただきました。
涙を流すことが出来れば、こころもすっきりすると思うのですが、人前ではなかなか泣けません。
ひとりでいるときは、TVの三文芝居でも涙をにじませるのですが。
花はみんな素直に大粒の涙を流していました。
オオガハス、コムラサキの記事もみていただき、ありがとうございます。
アカパンサス。。実家で咲いていました
この頃本を読んでもアニメを見ても泣けるようになってしまって困りました
映画では明るくなるとばれるので涙を即拭く様にしています
雨の日 沢山の花の涙 素敵です
これまでアブチロンと表記していましたが、たんびにアチブロンなのか分からなくなり、あきらめてチロリアンランプにしました。
涙腺が緩んできましたか。
決して悪いことではないと思います。泣いた方がすっきりしますから。
私も誰もいないところではすぐに緩むのですが、ひとがいると、だめですねぇ。
もっと素直にぐすぐすと泣けたらいいと思うのですが。