ウマノスズクサ(馬の鈴草)とジャコウアゲハ(麝香揚羽)
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去年さんざん探して、ようやくたどり着いたと思ったら、草そのものがなかった。
野草園の方が気の毒がって特別に別のところで見せてくださった。
ところがそこも茎が途中で切れていて、下の方にわずかに葉がのこっているだけだった。
原因はジャコウアゲハの幼虫である。
この子はウマノスズクサを食草としている。
葉だけを食べていればよいものを、茎を切ったりするのだという。
自分で自分の首をしめるような行為だと思うが、なぜだかよくやるという。
ジャコウアゲハは胴体に赤い斑点があり、ちょっと毒々しい感じもする。
幼虫はウマノスズクサに含まれる毒素を取り込みながら大きくなる。
成虫になっても幼虫時代の毒は残っていて、鳥などに襲われにくくなる。
交尾を済ませたメスはウマノスズクサの葉の裏に卵を産みつけるという。
ウマノスズクサにとっては甚だ迷惑な話であろう。
この花の佇まいは実に奇妙である。
金管楽器のような形をしている。
果実はなかなか見られないらしいが、それが馬の首にさげる鈴に似ていることから名付けられたという。
付記:5枚目はジャコウアゲハの幼虫を載せてあります。
苦手な方は4枚目まででストップしてください。
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おっしゃるようになぜか茎を食い切る習性があります。
密度が高まると幼虫は共食いをするようです。
スズクサの毒を幼虫、成虫ともに蓄えているので鳥にはやられないようです。
にゅーっと出すアゲハ幼虫独特の角から出る黄色い粘液を舐めてみましたがあまりの渋さに辟易としました。
スズクサの毒成分だと思います。
鳥もこれはたまらないのだと思います。
kazeさんのカメラを通して見る世界は 本当に慈しむ感じがしますね。
花にも虫にも・・・。
ジャコウアゲハ、おなかが赤い蝶ですね、見たことあります^^;
毒を好むって・・・ 免疫にして 同じ様な毒を体内に取り入れて
外敵に対しても そのような危機感があるんですよね、
自然の成すべき業、スゴイですね。
これからは 蝶さんもたくさん元気に飛びまわりますね♪
大変 勉強させて頂きました(^^♪
去年初めて、 牛久自然の森で見つけました。
その時も虫害で葉も僅か、花など見れるはずもありませんでした。
花、素敵ですね~
風船の下からキューと伸びた長い白い首の先端がチョコレート色、
ラッパみたいですね。
蜜を求めて虫さんが入ったら長い長いトンネルを通らなければなりませんね。
ジャコウアゲハ好きです。幼虫さんも可愛らしく見えるから不思議ですね。
トップと3枚目の花、見惚れるほど綺麗です。
そうでしたか。ジャコウアゲハがお好きなんですね。
独特の佇まいですからね。
それにしても、幼虫のあの粘液を舐めてみるとは、やりますねぇ。
そんなに渋かったですか。
で、nonokazeさんも二度と襲わないことを誓ったのですね(笑)
鳥は中毒を起こすらしいですね。
この2日間ちょっと気温が下がりましたが、明日からまた猛暑がぶり返すようですね。
はい、ジャコウアゲハのこの赤い斑点が妖しげです。
鳥はこのチョウや幼虫には手を出さないようです。
慌てん坊が手を出してひどい目にあって、それからは2度と襲わなくなるといいます。
これだけ暑いのですから、もっとチョウが出て来てもよそそうですが、やはりいまひとつ数が少ないですね。
そうでしたか。coraltreeさんもこの花を探されたのですね。
比較的よく見られるのは昭和記念公園のこもれびの丘ですね。
受粉の仕組みもなかなか面白いようです。
成虫はなかなかですが、幼虫も愛らしく見えるとなると、これはよほどの惚れ込みようです。
トップと3枚目、ありがとうございます。
わあ、このジャコウアゲハ、光が当たってものすごくきれいですね。
この妖艶さはどうしたことか、と思ったら、そうだ! 毒があるんでした。道理でねえ…。
ウマノスズクサだけがジャコウアゲハの食草なんでしょうか? だとすると食草が少ない分このチョウも少ないんでしょうね。
すみません、そっちにばかり目がいってしまいました。
ウマノスズグサですか? 初めて見ます。
なかなかユニークな植物ですね~
この幼虫が ラストの美しいジャコウアゲハになるとは・・・
いつも思いますが 本当に不思議です。
ラストは撮っても綺麗ですね~
光に透けた羽が美しいです
カマキリくんもいいですね~
自然社会も 厳しいのですね。
自然に生えているこの花が見たくて色々探していますがまだ出会えません・・・・・
この花を見る度に『虫達のサキソフォン』と思ってしまいます~
秋の虫達は自分自身で演奏が出来ますが、カナブンやトンボ、チョウ達には楽器が必要ですものね~^^
3.4.6の写真いいですね~♪
2日間雨が降り温度も下がり身体が楽でした。
>ウマノスズクサ面白い形の花ですね。
私の所には、多分ウマノスズクサ少ないのでしょうね。
ジャコウアゲハ見かけません。
ウマノスズクサ今度気をつけて見てみます。
1枚目
4枚目カマキリ君とおもしろいですね。
6枚目ジャコウアゲハ綺麗ですね。
ジャコウアゲハの幼虫も初めてみます~~。
コオニユリも初めて知りました。
どれも素敵です。
オナガもホホスキ、文章と写真楽し拝見しました。
1日があっと過ぎ去っています~~。
ジャコウアゲハ、妖艶ですよね。
鳥もこの子には手を出さないです。
オオバウマノスズクサなどウマノスズクサ属が食草だと思います。
ジャコウアゲハはもともと南国のチョウなんですよね。
ですから、ウマノスズクサ属も南方に多いのではないかと思います。
ウマノスズクサはけっこう丈夫で繁殖力も強いらしいです。
あまり目立ちませんから人目にはつきにくいですが、ジャコウアゲハにはすぐにわかるんでしょうね。
そうですね。去年はなかなか会えなくて、今年はどうにか出会えました。
幼虫と成虫とのこのあまりの違い、この変身のシステムには驚かされます。
ラスト、ありがとうございます。
カマキリ君、行く先々で出会います。
やってくる虫を待っているんですね。
生と死が隣り合わせにありますね。
ひと雨来て、2日間すこし涼しく過ごせました。
ウマノスズクサはそう多くないと思います。
目立ちませんし、見つけにくいような気がします。
ジャコウアゲハはたまに出会います。
カマキリ君、こちらをじろりと見ていました。
コオニユリ、オナガ、そしてホオズキ、たくさん見て下さってありがとうございます。
ほんとに、1日1日が矢のように過ぎ去っていきますね。